VSファクトリーはPAM441をリリースしてから、時計全体のデザインも、ムーブメントの安定性も数え切れないパネライ利用者から支持と好評を受けました。これ以来、VS工場は相変わらず、ゆっくりと着実した職人技を持って、レプリカ時計の生産に専念しています。
何回の試行錯誤を経って、VSファクトリーPam312部品プロトタイプは、最終的に確認され、試組み立て、生産と出荷できる日を迎えました。今日は、VSファクトリーPAM 312の組立試作工程を紹介し、時計の組立工程をより身近に理解していただきたいと思います。
プロトタイプのフィッティングは各パーツの組み合わせに問題があるかどうかを確認できる効果的な方法です。また、これにより、問題をいち早く察知し、大量生産時のトラブルを減らし、回避することができます。時計の開発と生産過程では、問題がなくなるまで、プロトタイプフィッティングを何度も試作を行う必要があります。今回のプロトタイプフィッティングは部品が組み立てに出される前の試作です。もし、試作はOKになると、部品を組立工場に送られ、完成品に組み立てられます。時計業界でもフォックスコンのようなOEM工場があります。OEM工場も生産中の安定性を確保ために、もう一度組み立て試作を行い、生産の流れをチェックします。
下記は組立試作の流れです。
テーブルに並んでいるのは文字盤、針、ケース、ハンドル、ブリッジガード、裏蓋、ムーブメントケージリング、機止め板、機止めネジ、キャリバーP9000（VSのコアコンピタンスのひとつ）です。後ろに並んでいるのは一部の組立ツールです。
部品はごく簡単に見えますが、完成度の高い製品を組み立てるのはそんなに簡単なことではありません。作業量は非常に大きいです。各部品は大きな虫眼鏡でQC検査を行い、合格の基準が高ければ高いほど、不良品率も高くなります。針はとても汚れやすいかどうか、曇を起きるかどうか、文字盤に白いムラがあるかどうか、夜光の部分に黒いムラがあるかどうか、ケースに傷があるかどうか、防水機能十分かどうか、ブリッジの強度は足りないかどうか、ムーブメントの運行は不安定とか。。。VS製部品の合格率は50％未満する場合は多いです。50％以上の部品は不良品として工場側へ返却する必要があります。針、文字盤を始め、ほとんどの部品はスクラップになり、再生産する必要があります。
組立試作始めます。
アセンブリーマスターは文字盤をキャリバーP9000に取り付けてから、カレンダー機能をテストします。カレンダーディスクがスムーズにシャンプできるかどうか、文字盤と擦れがあるかどうかなど確認します。もし、問題がなければ、針の取り付けに進みます。
アセンブリーマスターによりますと、、針を取り付ける際に、針押さえはただ3秒ぐらいのことですが、この3秒ぐらいの作業を最善に尽くせば、3年-5年ぐらい積み重ねた練習は不可欠なのです。針を取り付ける際に、時針と分針を正確に取り付けるのみならず、カレンダーを定時にジャンプできることを確保しなければなりません。針を差し込む際に、軽く進行する必要がありますが、力の把握は大事なのです。
力不足と、針はしっかり取り付けられなく、利用中に、針落としになりやすいです。力大きすぎると、時計の計時に悪影響を与え、針はスムーズに動けなくなりやすいです。これはレプリカ時計が故障しやすく、頻繁にメーカー側へ返品して修理しなければなりません原因です。つまり、アセンブリーマスターからのQC検査は不可欠なのです。
針を取り付けてから、チリ吹きでケースをキレイにしてから、ケースを取り付けます。部品を手順にムーブメントケージリングに置き、コア（ムーブメントゼンマイの巻芯）を取り付け、機止め板とネジを取り付いてから、ゼンマイ巻の強度を確認します。もし問題がなければ、ここまで、時計の組立は60％完了しました。
防水オイルの見た目はジェリーのような物で、粘性のある液体です。工場によって生産したケースは防水性能があるかどうか、とても大事なのです。防水オイルはあくまでも補助的な効果を持っているだけです。防水できるかどうかはケース本体が肝要です。ケースは防水機能を持ったら、防水できますが、そうでないと、防水オイルをいっぱい塗っても、防水できません。つまり、信頼できる部品サプライヤーが必要なのです。
パネライ象徴的なブリッジを取り付けると、本物のパネライと見えます。ブリッジを取り付けてから、ブリッジの運行強度は丁度いい程度かどうかを確認しなければなりません。ハンドル付きのパネライは優れた運行強度も手触りを持ったなければなりません。
すべてのQCを完了してから、チリ吹きでケース、ムーブメントなどの部品をキレイにしますと、裏蓋を取り付けます。裏蓋を取り付ける際に、優れた防水性能を確保ために、きちんときつく締めなければなりません。長年の生産経験によりますと、ほとんどの水に入られた時計は裏蓋がきちんときつく締められていないからです。ベテランとして、時計の利用期間を延長したいなら、裏蓋をきつく締めらなければなりませんと釘を差します。
裏蓋をきつく締めてから、自動巻きドゥールビヨンは正常に作動できたら、これでPam312ウォッチヘッドの組み立ては完了しました。
Pam312はキャリバーP9000を搭載されている基本的なパネライモデルで、パネライの代表作です。多くのモデルはPam312から派生した物です。これもVS工場はPam312を複製した理由の一つです。
ウォッチヘッドを組み立ててから、アセンブリーマスターはQCを始めます。針の運行は正常なのか、詰められるかどうか、カレンダーはスムーズにジャンプできるかどうか、中央に止められるかどうか、ケースと文字盤の組み合わせはハシームレースなのか、ガラスとケースの組み合わせぴったりかどうか、ドゥールビヨンの作動は正常なのか、ゼンマイ巻の強度は正常又は合理なのか。。。など色々大事な品質チェックをしなければなりません。一連のQCを経て、上記の問題がなければ、組立試作はパーフェクトと言えます。
（デコボコ、一連の難点、何回の試行錯誤を経て、見つけられ、改善されました。最高品質の製品を創り出すことには性根が大事なのです）
組立完了したの時計はタイムグラファーでムーブメントの安定性と計時を測ります。VS製P9000ムーブメントは最新技術を採用して開発された物なので、とても安定です（市場で流通しているパネライ製品採用しているのは少なくとも3年前の技術によって開発されたものです）。VS製P9000ムーブメントは振動偏差は0－0.2ぐらいで、30回ゼンマイ巻いたら、振り幅は300ぐらい達し、総合的に見れば、毎日の誤差は10秒以内に押さえられます。ほとんどの時計は誤差が5秒以内に押さえられます（スイス時計協会の標準によると、毎日の誤差は15秒以内であれば、合格品となります）。機械なら、多少誤差がありますので、数秒以内の誤差なら、納得できると思っています。
防水機能について、バキューム防水試験機でテストできます。テストパラメーターは3度に設定します。テストパラメーターは3度とはどういうレベルでしょうか。1度は10メートルに当たり、3度というのは時計が静止状態で30メートルの防水性能を持っていることです。
TEST1、TEST2 はグリーン・ライトを提示していますので、このウォッチヘッドは3度まで防水できます。
余談なりますが、前に、バキューム防水試験機の試験結果から見れば、防水できますが、なぜ水泳する際に、又はダイビングする際に、水に入られたのかよく聞かれました。この質問について、不確定要素が多いから、肯定的に答えられません。
VS製時計レプリカは日常防水なら、大丈夫ですが、時計をかけるままでお風呂に入ることがお勧めしません。なぜなら、入浴する際に、お湯で曇る可能性があるからです。時計は革靴と同じ、水に弱く、水中に壊れやすいです。水泳する際に、腕の振りはとても激しいので、防水試験機でテストする際に静止的状態とは違っています。水泳する際に、時計をかけたら、時計は壊れるかどうかは運否天賦です。勿論、これはただの愚案なので、納得できない所があれば、どうかご容赦ください。
VS製ムーブメントは本物と同じく、各ムーブメントはそれぞれ唯一無二のシリアル・ナンバー（個体製造番号）があります。ラベルまでも本物と同じです。このような製法により、生産する際に、難度が大きくアップされたのみならず、かなり時間がかかります。しかし、この製法のおかげで、成品はより本物に近くなり、シリアル・ナンバーがあるので、各ムーブメントの生産バッチも遡りやすく、ムーブメントの安定性を大幅に向上しました。
VS製レプリカ時計は本物のように、ラベルを貼っておきます（写真のように）。このラベルの意味をよくわかない人もいるかもしれません。説明させていただきます。
OP6900とは時計の型番で、B1766813とは時計（ケース）のシリアル・ナンバーです。この2つの番号は、本物を購入する際に、保証書に記入する完成的な時計ID番号です。VS製レプリカはそれぞれ唯一のシリアル・ナンバーを持っています。各ナンバーは一回だけ生産します。ラベル、ムーブメントシリアル・ナンバー、時計（ケース）シリアル・ナンバーは一つ一つ対応しています（今の所市場で流通しているパネライ又は他のブランドのムーブメントは500個も1000個も同じナンバーを持っていますので、無効ナンバーとなります）。もし、VS製Pam441を購入したことがあったら、お手元の時計の型番やシリアル・ナンバーが対応しているかどうか、ご確認ください。
カーフベルトを取り付けると、完全なVS製 Pamは完成しました。下記の写真を御覧ください。パネライは独特な魅力を持っています。見た目はシンプルですが、製法は決して簡単ではありません。気に入られない人なら、どうにも好きにならないが、一旦好きなると、止められへん。
皆様は上記の文をご覧になったら、パネライPam312は既に出荷前のテスト段階に入りました。近いうちに、皆様は購入できるようになると思っています。上記の文を通じて、皆様はPam312に関する理解がより深くなったら幸いと思っています。
これから、ツールについて紹介したいと思っています。
- チリ吹き：ホコリ取り用
- ムーブメントホルダー：ムーブメントを修理する際に、ムーブメントを固定用です。
- ムーブメントブラケット：自動トゥールビヨンを傷つけないように、その上に置く必要がある
- アイクリップ拡大鏡：時計修理の基本ツールで、何十倍拡大できます
- プライヤー：用途が広い
- ファイル：ドライバーの研磨用
- 精密ドライバー：ムーブメントネジ又はブリッジネジの取り付け用
- 針押さえ：針を取り付ける際に、針押さえ用
- ピンセット：ごく細かい物のピックアップ用
- ブラシ：ホコリ取り
- 剣抜き：針を抜ける時に利用します。主に修理中利用
