他モデルとの違い
ロレックス デイトナが他モデルと異なる大きなポイントは、やはりクロノグラフモデルであることでしょう。ロレックスのなかでは唯一のクロノグラフとして現行の6世代まで改良が加えられ進化してきました。
2時の位置にあるスタート・ストップボタンと4時の位置のリセットボタンは、中央のリューズ同様にねじ込み式になっており、防水性に優れています。
こだわりポイント
ロレックス デイトナには自社で開発を手がけ、製造も行っている機械式自動巻きムーブメント「キャリバー 4130」が搭載され、防水性や耐久性にも優れています。
2016年のモデルからベゼルはロレックスが独自に開発した耐久性の高いセラミック素材「セラクロム」に変更し、タキメーター目盛りを備えています。文字盤は3時の位置に30分積算計、6時の位置にスモールセコンド、9時の位置に12時間積算計が配置されたデザインです。
72時間のパワーリザーブ
ロレックス デイトナに搭載されているキャリバー 4130は精度および耐久性のクオリティが非常に高く、垂直クラッチを採用することでプッシュボタンを押したときのクロノグラフ機能への伝達もスムーズです。
部品数も少なく済んだことで大きいメインスプリングを搭載できるスペースも空き、従来品は50時間だったパワーリザーブが72時間に伸びています。
資産価値について
他のメーカーでもクロノグラフ・ウォッチは販売されていますが、そのなかでも圧倒的な人気を誇っているのがロレックス デイトナです。高性能でデザイン性にも優れているため、常に需要があります。それでいて市場では在庫不足であることが多く、資産価値は高い時計です。
買取相場価格
ロレックス デイトナの買取相場価格は2021年4月現在、現行モデルのRef.116500LNではブラックダイヤルの中古Aランクなら320万円以上、ホワイトなら350万円以上の査定になるケースもあります。
約1年前はホワイトでも250万円前後の買取相場でしたから、過熱ともいえるほどの相場高騰となっています。
ひとつ前の第5世代のRef.116520でも買取の査定価格が230~250万円近くになることが珍しくありません。中古市場の需給バランスや為替相場によって上下変動はあるものの、基本的にメーカー販売価格を大きく上回るプレミアム買取相場となっています。
そのくらい、ロレックス デイトナは中古品でも需要があります。